2013年8月13日火曜日

事務機器の発達とともに生じるうっかりミスについて

裁判上の書類に、明らかな誤変換があることなど、
一般の方からすると信じられないかもしれませんが、日常茶飯事です、、、。



相手方の書面にこれが多発すると、これを見た当方の依頼者の反応は

『真面目にやってるんですかね』
『この程度の能力なんですか』

と手厳しいものがあります(ですから、自分も気をつけなければ)。



弁護士は、最近は基本自分でワープロ打ちをしますが、
以前は、手書きの原稿を事務員さんにワープロ打ちさせるという方もいらっしゃり、

「手書き文字の癖(あるいは下手さ)」

が原因と思われる、明らかな誤字を見かけることもありました。



ところで、最近経験した、私自身のうっかりミスですが
ワープロの「置換」機能によるものでした。


相手方に出す、最初の手紙、敬称を「殿」として一旦書き上げましたが、
ちょっと堅苦しいかなと感じ、これを「様」に変えることにしました。


「殿」を「様」に置き換える機能を利用すると、

「〇個の置換えを終了した」

という報告が、、、、。

おやっ?
ちょっと多いな?

という引っかかりを感じ、改めて文章を読み直してみると、
相手方への呼びかけ言葉「貴殿」が、すべて「貴様」となっていました!



「貴様が、通知人から賃借中の、、、、」

「貴様から何らご連絡いただけない場合には、、、」

「貴様におかれて、ご不明な点があれば、、、」



危ない危ない、気をつけましょう!!

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